40代で妊娠できる?アラフォー婚活と子どもの現実|現役女医が当事者として解説
- 40代の妊娠・出産の「本当の確率」(日本産科婦人科学会の最新公式データで確認)
- 「何歳までに結婚すればいいのか」を逆算する具体的な考え方
- 婚活中の今すぐできる3つの準備(ブライダルチェック・AMH・卵子凍結の現実)
- 「子どもが欲しい」を相手にいつ・どう伝えるか(アラフォー婚活の実体験から)
- 子どもを希望するなら婚活をどう進めるべきか
※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。また本記事は医学情報の提供を目的としたもので、個別の診断・治療の代わりにはなりません。ご自身の状況については必ず産婦人科・生殖医療の専門医にご相談ください。
「40代で子どもなんて無理でしょ」と言われて、婚活をやめかけていませんか
もう42歳だし、今から婚活して子どもなんて現実的じゃないよね……

婚活相談でいちばん多く聞く言葉です。そして、この言葉のあとにほとんどの方がこう続けます。「でも、ちゃんとした情報がどこにもない」と。
私も37歳で結婚するまで、まったく同じことを思っていました。だからこの記事では、数字から逃げずに書きます。

本当にそうだと思います。婚活ブログを開けば「大丈夫、まだ間に合う!」という励ましばかり。クリニックのサイトを開けば専門用語ばかりで、自分に当てはめて考えられない。いちばん知りたい「私の場合、あと何年あるの?」に答えてくれる情報がないのです。
だからこの記事では、励ましも脅しも抜きにして、公的な数字をそのまま出します。そのうえで、その数字をどう自分の婚活に落とし込むかまで書きます。
- 32歳で婚活を開始し、5年間迷走したのち37歳で10歳年下の夫と結婚した消化器内科医です
- その後第一子を出産し、現在まさに第二子の妊活中です。他人事として書いていません
- ただし私の専門は消化器内科で、産婦人科医ではありません。ですのでこの記事の数値は、すべて日本産科婦人科学会・日本生殖医学会の公式資料から引用し、出典を明記しています。私の「感想」で数字を語ることはしません
- 逆に、医師として論文や学会資料を一次情報で読めること、そして婚活とアラフォー出産と妊活を実際に通っていることが、この記事で私が提供できる価値だと思っています
次の見出しでは、いちばん気になる「40代の妊娠の本当の確率」を、公式データの数字そのままでお見せします。
まず数字を見てください|40代の妊娠・出産の「本当の確率」
日本産科婦人科学会は、国内で行われた体外受精などの治療成績を毎年公表しています。最新の2023年集計は総治療周期数561,664周期という膨大なデータで、日本で生まれた赤ちゃんの約11.3%(およそ9人に1人)がこの治療によって誕生しています。
この資料でいちばん大事なのは、「生産率/総治療」という数字です。これは「治療を1回始めた人のうち、実際に赤ちゃんが生まれた割合」を意味します。妊娠率ではなく、出産までたどりついた割合です。いちばん残酷で、いちばん正直な数字です。
正直、数字を見るのがちょっとこわいです……

こわいと思います。でも、見ないまま1年が過ぎるほうが、私はずっとこわいと思っています。

| 年齢 | 治療1回あたり 出産できた割合 |
胚移植あたり 妊娠率 |
妊娠した人の 流産率 |
|---|---|---|---|
| 35歳 | 20.5% | 46.1% | 22.0% |
| 37歳 | 17.5% | 42.7% | 25.4% |
| 38歳 | 15.5% | 39.7% | 27.8% |
| 39歳 | 12.9% | 36.9% | 30.9% |
| 40歳 | 10.6% | 33.3% | 35.6% |
| 41歳 | 8.1% | 29.3% | 38.7% |
| 42歳 | 5.6% | 24.4% | 44.5% |
| 43歳 | 4.4% | 20.0% | 48.5% |
| 44歳 | 2.8% | 15.4% | 49.9% |
| 45歳 | 1.7% | 11.4% | 55.2% |
出典:日本産科婦人科学会「2023年 体外受精・胚移植等の臨床実施成績」年齢別集計より筆者作成
正直に言います。厳しい数字です。
40歳で体外受精を1回始めて赤ちゃんが生まれるのは10.6%。42歳では5.6%。しかも妊娠できた人のうち、40歳では35.6%、42歳では44.5%が流産に至っています。「40代でも産んでる人いるよ」という励ましの裏側には、この数字があります。
でも、この表からはもう一つ、まったく別のことが読み取れます。よく見てください。
▶ 落ちているのは「年齢」ではなく「1年」ごと
39歳12.9%→40歳10.6%→41歳8.1%→42歳5.6%。1歳違うだけで、確率がおよそ2〜3割ずつ削られていきます。39歳と42歳では2倍以上の差です。
▶ つまり「40代だから無理」ではなく「1年の遅れが重い」
「もう40代だから」と半年悩むこと、「いい人がいないな」と1年様子を見ること。その1年のコストが、この表に数字として書かれています。逆に言えば、今日動くことにいちばん価値がある年齢層こそ、アラフォーなのです。
▶ そして、ゼロではありません
40歳の10.6%は、10人に1人以上です。42歳でも5.6%。私自身37歳で結婚して出産しています。数字を知ることは、諦めるためではなく使える時間を無駄にしないためです。
この表は「諦める材料」ではなく「逆算の材料」として使ってほしいです。次の章でその逆算をやります。

次の見出しでは、この数字を「じゃあ私は何歳までに結婚すればいいのか」という具体的なスケジュールに変換していきます。
「何歳までに結婚すればいい?」を逆算してみる
ここが、婚活記事にも医療記事にも書かれていない部分です。妊娠のタイムリミットから逆算すると、婚活のタイムリミットは「もっと手前」にあります。
結婚した翌月に妊娠する人は、まずいません。実際にはこういう時間が挟まります。
婚活で出会ってから「この人と結婚しよう」と決まるまで。結婚相談所でも交際期間3〜6か月が一般的です。
両家挨拶・入籍・引っ越し。式を挙げるなら準備に半年〜1年。ここで半年〜1年は動きます。
ようやくここから。自然妊娠を待つ期間を取るか、すぐ検査に進むかで大きく変わります。
検査→タイミング法→人工授精→体外受精と段階を踏むと、それだけで1〜2年かかることも珍しくありません。
え、結婚してすぐ妊活を始められるわけじゃないんですね……

つまり、「出会ってから妊活を本格的に始められるまで」に、最短でも1年半〜2年を見ておく必要があるということです。
これを先ほどの表に重ねると、こうなります。
▶ 今38歳で、子どもを強く希望する場合
1年で結婚を決めたい。39歳で入籍、40歳前後で妊活開始のイメージ。婚活に「2〜3年かけて見極める」余裕は正直ありません。
▶ 今40歳の場合
半年〜1年で相手を決める前提で動き、婚活と並行してブライダルチェックを済ませておくのが現実的です(次章で解説します)。
▶ 今42歳以上の場合
「子どもがいる人生」だけを条件にすると婚活が極端に苦しくなります。子どもを希望しつつ、いない場合の人生も一緒に描ける相手を探すほうが、結果的に幸せに近いと私は思っています。すでに子どもがいる方との再婚も現実的な選択肢です。
ここで多くの方が気づきます。「じゃあ、のんびりアプリで様子を見ている場合じゃない」と。この話は記事の後半で、婚活の進め方として具体的に扱います。
ここまで読んで、しんどくなった方がいたらごめんなさい。ひとつだけ伝えておきたいことがあります。
この数字は「あなたが子どもを持つべき」という話ではありません。子どもを持たない人生を選ぶことも、まったく対等に尊い選択です。私が数字を出しているのは、「知らないまま時間が過ぎて、選べなくなること」だけは避けてほしいからです。
選んだ結果として子どもがいない人生になるのと、知らないうちに選択肢が閉じるのは、まったく違います。前者は納得できますが、後者は後悔になりやすい。私が5年間の婚活でいちばん学んだのはそこでした。
次の見出しでは、相手がまだ見つかっていない今の段階でもできる、3つの具体的な準備を解説します。
相手がいない今こそできる、3つの準備
婚活と妊活は「結婚してから順番に」と思われがちですが、並行して進められる部分があります。しかも、ここを先にやっておくと婚活そのものが有利になります。理由は最後に説明します。
準備① ブライダルチェックを受けておく
ブライダルチェックは、妊娠・出産に影響する感染症や婦人科疾患がないかを調べる自費の検査セットです。結婚が決まった人が受けるものと思われていますが、相手がいない段階で受けるほうが、はるかに意味があります。
主な内容:問診、血液検査、超音波(エコー)検査、性感染症検査、子宮頸がん検診など。医療機関によって項目は変わります
費用の目安:1〜3万円程度。項目を追加すると数万円上がることもあります
保険:病気の治療ではないため全額自費です
受けるタイミング:婚活を始めたとき。結果に対応が必要な場合、時間が必要になるからです
なぜ早いほうがいいのか。たとえば子宮筋腫や内膜症が見つかった場合、治療や経過観察に時間がかかります。相手が決まってから発覚すると、そこから治療で1年、という展開になりかねません。先に知っていれば、婚活のスケジュール自体を組み替えられます。
私は婚活中に受けておいて本当によかったと思っています。「異常なし」と分かっているだけで、相手と将来の話をするときに気持ちがまったく違いました。

準備② AMH検査は「数の目安」で、「質」はわからない
AMH(抗ミュラー管ホルモン)は最近よく話題になりますが、ここは誤解が本当に多いところなので、医師としてはっきり書いておきます。
○ わかること:卵子の「残りの数」のおおよその目安。治療で採卵する際の反応予測に役立ちます
× わからないこと:卵子の「質」はわかりません。そして妊娠率を左右する最大の要因は、数より質のほうです
× わからないこと:「AMHが高いから、まだ何年でも大丈夫」とは言えません。逆に「AMHが低いから妊娠できない」とも言えません
AMHの数値が良くて安心してしまい、動くのが遅れる。これがいちばんもったいないパターンです。AMHは「安心材料」ではなく「作戦を立てる材料」だと思ってください。

準備③ 卵子凍結は「万能の保険」ではない
相手が見つかるまで卵子を凍結しておけば安心かな、と思っていました。

選択肢として知っておく価値はありますが、期待されているほど万能ではありません。
日本生殖医学会の指針(2018年)では、医学的な必要性がない場合の卵子凍結について、「凍結・保存の対象者は成人した女性で、未受精卵子等の採取時の年齢は、36歳未満が望ましい」と明記されています。また同指針は、凍結した卵子を使うときについて「加齢による周産期リスクの上昇を十分に考慮する」ことも求めています。
▶ 費用:採卵1回あたり35〜55万円程度が目安。これに卵子1個あたり年間1〜5万円程度の保管料が毎年かかります
▶ 1回で終わらないことがある:年齢が上がると1回の採卵で採れる数が減るため、複数回必要になり総額が100万円を大きく超えることもあります
▶ 凍結しても「出産できる」保証ではない:凍結した卵子を使って妊娠・出産に至るかは別問題です
▶ 何より:学会指針が望ましいとするのは36歳未満です。40代で「これから凍結しよう」と考えるより、パートナー探しを加速するほうが、多くの場合は現実的です
そして、これら3つの準備をしておくことには、思わぬ副産物があります。次の見出しで、その話に入ります。
「子どもが欲しい」を、相手にいつ伝えるか
ここがアラフォー婚活で最大の難所です。私も5年間ずっと悩みました。
早く言うと重いと思われそう。でも隠して進んで、あとで「子どもは考えてない」って言われたら時間が無駄になる……

結論から書きます。アラフォーの婚活では、早く伝えるほうが得です。そして重く聞こえるかどうかは、タイミングより伝え方で決まります。
× 重く聞こえる言い方
「私、子どもが欲しいので、そのつもりがない人とはお付き合いできません」
→ 条件の突きつけになり、相手は追い詰められます
○ 伝わる言い方
「子どもは授かれたら嬉しいなと思っていて、年齢的にのんびりはできないので、検査だけ先に受けてきました。○○さんはどう考えていますか?」
→ 自分が先に動いている事実があると、要求ではなく情報共有になります。そして相手の考えを聞く形で終わるので、詰めていません
▶ ここでブライダルチェックが効いてきます
「検査を済ませてある」という一言は、誠実さと本気度を同時に伝えます。準備①を早めに勧めた本当の理由はこれです。婚活の武器になるからです
いつ伝えるかについては、3回目のデートまでを目安にしてください。相手も同じ時間を使っています。お互いにとって、早いほうが誠実です。
私は夫に3回目のデートで話しました。10歳年下なので身構えられるかと思いましたが、年齢差があるからこそ最初から真正面から話したのがよかったと思っています。

年の差婚については10歳年下と結婚したアラフォー女医が考える年の差婚のメリットとデメリットに詳しく書いています。
ここまで読んでくださった方は、たぶん本気で考えている方です。だからこそ、いちばん大事なことを書きます。
この記事でお伝えした数字のなかで、あなたが変えられるものは一つだけです。年齢による確率は変えられません。卵子の質も変えられません。変えられるのは「相手が見つかるまでの期間」だけです。
そしてそこは、やり方でかなり変わります。次の見出しが、この記事でいちばん実用的なパートです。
高齢妊娠のリスクも、正直に書いておきます
妊娠できたあとの話も、知っておく必要があります。ここを書かない婚活記事が多いのですが、医師として省略はしません。
リスクの話は正直こわいですが、知っておきたいです。

▶ 妊娠高血圧症候群
日本産科婦人科学会によると妊婦さんの10〜20人に1人に起こり、40歳以上はリスクが高い要因として挙げられています
▶ 妊娠糖尿病
年齢とともに頻度が上がります
▶ 流産
先の表のとおり、妊娠しても40歳で35.6%、42歳で44.5%が流産に至っています。妊娠がゴールではないのが、この年代の現実です
▶ 染色体の変化
胎児の染色体の変化は母体年齢とともに増えます。ここは数字だけを一人歩きさせるべきではない領域なので、具体的な確率を知りたい場合は出生前検査を扱う施設で遺伝カウンセリングを受けてください。専門のカウンセラーと一緒に、ご自身の状況に沿って考えるべきテーマです
そのうえで、もう一つ伝えたいことがあります。リスクが上がることは「産めない」ことではありません。体外受精で生まれた赤ちゃんは2023年に85,048人、日本の出生児の約9人に1人です。管理すべきものが増えるからこそ、早めに医療とつながっておくことに意味があります。
次の見出しでは、いよいよ「では婚活をどう進めるか」を具体的に解説します。
子どもを希望するなら、婚活はこう進める
私はこのブログでずっと同じことを書いています。アプリと結婚相談所は、優劣ではなく「使い分け」です。そして使い分けの基準は3つ。真剣度・期限・予算です。
子どもを希望するアラフォーの方は、この3つのうち「期限」が最初から決まっているという、特殊な立場にあります。ここが判断を分けます。
| マッチングアプリ | 結婚相談所 | |
|---|---|---|
| 役割 | 低コストで出会いの母数を増やす入口 | 期限がある人の主軸 |
| 費用 | 月数千円 | 数十万円のことも |
| 本気度の担保 | 自分で見極める必要がある | 独身証明書など書類で担保される |
| 子ども希望の伝達 | 自分で毎回切り出す | カウンセラー経由で事前に条件として共有できる |
| 1年で決めたい人 | 単独では厳しい | 向いている |
表のなかで、子どもを希望する方にとって決定的に大きいのが4行目です。
アプリでは「子どもが欲しい」を自分で毎回、相手ごとに切り出さなければなりません。10人と会えば10回です。しかも切り出した結果、価値観が合わずに終わることもある。その時間のロスが、アラフォーにはいちばん痛い。
結婚相談所なら、子どもを希望することを条件として最初から共有した状態で紹介が始まります。会う前にすり合わせが済んでいるのです。費用は高いですが、買っているのは「時間」です。先ほどの表で1歳あたり2〜3割ずつ確率が削られることを踏まえると、この費用の意味が変わって見えると思います。
理想は併用です。アプリで母数を確保しながら、相談所で確度の高い出会いを進める。私も最終的にこの形でした。

具体的にどこを選ぶかは、年代別にまとめた記事があります。40代の方はこちら、30代後半の方はこちらを見てください。


でも数十万円はさすがに厳しいです……

その場合は、結婚相談所とアプリの中間にあたる選択肢もあります。ブライダルネットは結婚相談所大手のIBJが運営していて、月3,980円台から始められます。真剣度の高い会員が集まりやすく、コストを抑えて「本気の母数」を確保したい方の入口としては現実的です。
実際に使った感想はブライダルネットの口コミ・評判|40代婚活に向いてる?女医が本音レビューにまとめています。アプリ側から探したい方は40代女性におすすめのマッチングアプリ5選もあわせてどうぞ。
次の見出しで、今日からできることを3つに絞ってまとめます。
まとめ|数字は諦めるためではなく、動くために知る
1. ブライダルチェックを予約する(費用1〜3万円)
相手がいない今こそ意味があります。結果に対応が必要なら、早く知るほど選択肢が残ります。そして「検査済み」は婚活の武器にもなります
2. 婚活の「期限」を紙に書く
「◯歳までに入籍する」と決めるだけで、迷う時間が減ります。1歳で確率が2〜3割削られることを思い出してください
3. 相談所の資料請求か無料相談を1件だけ入れる
入会しなくていいので、1件だけ。「子どもを希望している」と最初に伝えたときの反応を見てください。それが相性の判断材料になります
| この記事の要点 | 結論 |
|---|---|
| 40代で妊娠・出産できる? | 可能。ただし治療1回あたりの出産率は40歳10.6%、42歳5.6% |
| いちばん重いコストは? | 1歳の遅れ。1年ごとに確率が2〜3割削られる |
| 婚活のタイムリミットは? | 妊活開始まで最短1年半〜2年かかる前提で逆算する |
| 今できる準備は? | ブライダルチェック(1〜3万円)を先に受ける |
| AMHを測れば安心? | 数の目安のみ。質はわからず「安心材料」にはならない |
| 卵子凍結は? | 学会指針は採取36歳未満が望ましい。40代では優先度が下がる |
| 婚活の進め方は? | 期限が決まっている人は相談所が主軸。アプリと併用が理想 |
| 子どもの話はいつ伝える? | 3回目のデートまで。要求ではなく情報共有の形で |
私は32歳で婚活を始めて、5年迷走しました。あのときこの数字を知っていたら、迷っていた時間の使い方はまったく違っていたと思います。この記事は、そのときの自分に向けて書きました。
よくある質問
40代でも自然妊娠はできますか?
可能ですが、確率は年齢とともに下がります。40代では「まず自然に任せて1年様子を見る」という進め方が、結果的に時間のロスになることがあります。年齢によっては早めに検査を受け、必要なら治療に進む判断が現実的です。どの時点で受診すべきかは個人差が大きいので、産婦人科で相談してください。
ブライダルチェックは結婚が決まってからでいいですか?
婚活中に受けるほうがおすすめです。理由は2つあります。1つは、治療や経過観察が必要な所見が見つかった場合に、早いほど選択肢が多いこと。もう1つは「検査を済ませてある」ことが、相手に本気度と誠実さを伝える材料になることです。費用は1〜3万円程度で全額自費です。
40代から卵子凍結を始める意味はありますか?
日本生殖医学会の指針(2018年)は、医学的な必要性がない卵子凍結について「採取時の年齢は36歳未満が望ましい」としています。40代の場合、採卵1回で採れる数が減るため複数回必要になり総額が膨らみやすく、費用対効果は下がります。40代で子どもを希望するなら、卵子凍結よりパートナー探しを加速することのほうが優先度が高いのが実情です。判断は必ず生殖医療の専門医と相談してください。
「子どもが欲しい」と伝えると、婚活で不利になりませんか?
伝え方次第です。条件として突きつけると相手は身構えますが、「授かれたら嬉しい」「年齢的にのんびりはできないので検査は済ませた」「あなたはどう考えていますか」という情報共有+質問の形なら重くなりません。むしろ早く伝えるほうがお互いの時間を守れます。3回目のデートまでを目安にしてください。
子どもを希望する場合、アプリと結婚相談所どちらがいいですか?
「期限」が決まっているので、結婚相談所を主軸にするほうが合理的です。相談所なら子ども希望を条件として事前に共有した状態で紹介が始まるため、すり合わせの時間を大幅に節約できます。ただしアプリは母数を増やす入口として有効なので、理想は併用です。予算が厳しい場合は、IBJ運営のブライダルネットのような中間的な選択肢もあります。
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ruru|消化器内科医
32歳で婚活を開始し、5年間の迷走を経て37歳で10歳年下の夫と結婚。現在は第二子の妊活中です。専門は消化器内科(産婦人科医ではありません)。医師として一次資料を読み、当事者として婚活・アラフォー出産・妊活を経験した立場から、アラフォー婚活のリアルを書いています。
【出典】
・日本産科婦人科学会「2023年 体外受精・胚移植等の臨床実施成績」年齢別集計
・日本生殖医学会 倫理委員会報告「未受精卵子および卵巣組織の凍結・保存に関する指針」(平成30年3月30日)
・日本産科婦人科学会「妊娠高血圧症候群」(一般の方向け情報)
※本記事は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療方針の代わりにはなりません。ご自身の状況については必ず産婦人科・生殖医療の専門医にご相談ください。
